新人教育奮闘記(人付き合いが苦手なたけしーの1日)~9日目~
新人教育を始めて1週間ちょっと。
今日は新人くんの1人が事故を起こしてしまった。
デイサービスで働いている私たち。
利用者さんの送迎を毎日行っているけど、今日は新人くんのデビュー戦。
始めて一人でお迎えに。
新人くんがお迎えから帰ってきたあと、ある報告を受ける。
「車をこすった」
ちょっと慌てる自分。それ以上に慌てている新人くん。
表情には出していなかったが、心の中は大騒動だったと思う。
乗っていた利用者さんにけがはなく、車も大した傷はなく、とりあえず一安心。
事故報告書を書き、後始末をする新人くん。
そういえば自分も新人の頃はたくさんやらかしたなぁ。
そう思いながら、ちゃんと指導できていたのか反省し
同時に新人くんを陰で応援する。
午前のサービスが終了し、送迎に帯同。
気丈に振舞ってはいるけれど運転には焦りが見える。
ちょっとずつ声かけしながら、落ち着くよう声をかける。
午後の送迎は難しいコースで思ったよりもあたふた。
利用者さんにも注意を受けながら、くじけることなく必死に今やるべきことをやり抜こうと運転をする。
迎えも送りもいろいろ言われながらだったけど、無事にやりきり、皆さんをご自宅まで送りホッと一息。
職場に帰ってからも仕事を頑張って覚え今日1日が終了。
今日は新人くんも、私も仕事の大変さを学んだ1日だったかなぁ。
とっても疲れたけど、たくさん学んで、次の成長に繋がる1日だったね。
課題はまだまだだけど、できることを1つずつ増やし、着実に成長していっている。
自分も負けてられない。
今日は個人的にも悔しいことが1つあった。
利用者さんがここでのサービスに満足しておらず、次の施設を探しているらしい。
とっても優しく、1月に転職したばかりの私を暖かく迎えて頂いた方だったから、本当に悔しい。
リハビリを担当していたわけではないのだけれど、送迎をさせて頂いていたから、その方の優しさ、愛情をたくさん受け取っていた。
その方に真摯に向き合っていたのだろうか?
そう問うと、自分を責めたくなる。
その方は最後にご自宅に送るから、車内で2人で話す時間がある。
本当はその時に気づくべきだった。最近イライラされていたことに。
上司から聞いた話では、以前から不満があったらしい。
だけどスタッフの人数が少ないから気を遣って言い出せなかったとのこと。
最近はスタッフが増え、もう言ってもいいかなと思い話したと聞いた。
悔しいし、悲しい。
いなくなって初めて、ありがたみに気づく。
自分はまだまだだ。
今を大切に生きているんだろうか?
利用者様の思いを大切にしているんだろうか?
自分を含め、この職場は変わらなければならない。
でないと、利用者様はもちろん、スタッフも不幸になってしまう。
これを防げるのは自分しかいない。
社会人3年目で、社会のことを全然知らない人間だけれど、自分がやるしかない。
みんなが幸せになるよう、自分がアクションを起こしていかなければならない。
まずは明日。目の前のことをやりきろう。